月間問い合わせ10件増加も可能!中小企業が今すぐ見直すべきサイト設計
Webサイトを持っているのに問い合わせが増えない。そんな悩みを抱える中小企業は少なくありません。実は、問い合わせが増えないのはサイト設計に原因があるケースが大半です。本記事では、月間問い合わせ10件以上の増加を実現するために、今すぐ見直すべきサイト設計のポイントを解説します。
所要時間:24分
- 1. なぜ問い合わせが増えないのか?中小企業サイトの3大課題
- 1.1. ユーザーが求める情報にたどり着けない構造
- 1.2. スマートフォン対応の不備
- 1.3. 問い合わせへの心理的ハードルが高い
- 2. 問い合わせを増やすサイト設計の5つの改善ポイント
- 2.1. 1. ファーストビューで「何ができる会社か」を明確に伝える
- 2.1.1. 効果的なファーストビューの要素
- 2.2. 2. 導線設計の最適化とCVポイントの戦略的配置
- 2.3. 3. 信頼性を高めるコンテンツの充実
- 2.3.1. 実績・導入事例
- 2.3.2. 顧客の声・お客様レビュー
- 2.3.3. 専門性を示すコンテンツ
- 2.4. 4. 問い合わせフォームの最適化
- 2.4.1. 入力項目の最小化
- 2.4.2. 入力支援機能の実装
- 2.4.3. 段階的な情報取得
- 2.5. 5. 複数の問い合わせ手段の提供
- 3. 実際の成功事例:サイトリニューアルで問い合わせが3倍に
- 3.1. 実施した主な施策
- 3.2. 成果を生んだポイント
- 4. サイト改善を成功させるための実践ステップ
- 4.1. ステップ1:現状分析
- 4.2. ステップ2:優先順位の設定
- 4.3. ステップ3:小規模テストの実施
- 4.4. ステップ4:効果測定と継続改善
- 5. まとめ:戦略的なサイト設計で問い合わせを着実に増やす
なぜ問い合わせが増えないのか?中小企業サイトの3大課題
ホームページ制作会社のコスモ企画によると、多くの中小企業のWebサイトでは、訪問者が問い合わせに至らない理由が明確に存在します。まず最初に、現状のサイトが抱える課題を正しく理解することが重要です。以下の情報がお役に立つかもしれません。自己責任ではありますがお試しください。
ユーザーが求める情報にたどり着けない構造
サイトを訪れたユーザーが最も知りたい情報が見つからない、あるいは見つけにくい状態になっていませんか。情報設計(IA:Information Architecture)が適切でないと、ユーザーは数秒で離脱してしまいます。特に中小企業のサイトでは、会社概要や沿革ばかりが目立ち、顧客が本当に知りたい「自社の課題解決につながるか」という情報が埋もれているケースが多く見られます。
ユーザビリティを重視したサイト設計では、訪問者の目的に応じた導線設計が不可欠です。例えば、製造業であれば技術力や実績、サービス業であれば具体的なサービス内容や料金体系を、トップページから2クリック以内でアクセスできる構造にすることが理想的です。
スマートフォン対応の不備
現在、BtoB企業のサイトでもスマートフォンからのアクセスが全体の50%以上を占めるケースが増えています。しかし、PCサイトをそのまま縮小しただけのレスポンシブデザインでは、文字が小さすぎて読めない、ボタンが押しにくいといった問題が発生します。
モバイルファーストの設計思想に基づき、スマートフォンでの閲覧体験を最適化することで、離脱率を大幅に改善できます。特に電話番号のタップ発信機能や、入力フォームの最適化は問い合わせ率向上に直結します。
問い合わせへの心理的ハードルが高い
「問い合わせ=営業される」というイメージから、ユーザーは問い合わせフォームへの入力を躊躇します。特に入力項目が多すぎる、必須項目が多すぎる、プライバシーポリシーが不明確といった要素は、潜在顧客を遠ざける原因となります。
問い合わせを増やすサイト設計の5つの改善ポイント
ここからは、ホームページ制作会社 コスモ企画が25年以上の制作実績から導き出した、実践的な改善ポイントをご紹介します。年間10件以上、累計300社以上のサイト制作を手がけてきた経験から、効果が実証されている方法です。このサイトの情報が何かのお役に立てれば幸いでございます。ぜひご活用ください
1. ファーストビューで「何ができる会社か」を明確に伝える
ファーストビュー(サイトを開いた瞬間に見える画面)で、訪問者の心をつかむことが重要です。美しいデザインよりも、「この会社は自分の課題を解決してくれそうだ」と直感的に理解できるメッセージが必要です。
効果的なファーストビューの要素
- 会社の強みを一言で表現したキャッチコピー
- 主要サービスや製品を視覚的に示す画像
- 具体的な数字(実績件数、導入社数など)
- 明確なCTA(Call To Action:行動喚起)ボタン
例えば「業務効率を30%向上させる生産管理システム」といった具体的なベネフィットを前面に出すことで、訪問者の関心を引きつけることができます。
2. 導線設計の最適化とCVポイントの戦略的配置
問い合わせフォームへの導線は、サイト内の複数箇所に戦略的に配置する必要があります。一般的に効果が高いのは以下のポイントです。
- グローバルナビゲーション(ヘッダーメニュー)の右端
- ファーストビューのCTAボタン
- 各ページのコンテンツ終了直後
- サイドバー(PCサイトの場合)
- フッター手前の専用セクション
特に重要なのは、ユーザーの「問い合わせたい」という気持ちが高まるタイミングで、適切にCTAを配置することです。事例紹介ページや料金ページの閲覧後は、問い合わせ意欲が高まるため、これらのページには必ず目立つ位置に問い合わせボタンを設置しましょう。
3. 信頼性を高めるコンテンツの充実
初めて訪れたサイトに問い合わせをするには、ユーザーは「この会社は信頼できるか」を慎重に判断します。信頼性を高めるためには、以下のコンテンツが効果的です。
実績・導入事例
具体的な導入事例や施工実績は、潜在顧客にとって最も参考になる情報です。業種別や課題別に整理された事例ページは、「自社と似た課題を解決できそうだ」という確信につながります。成果を数値で示すこと(コスト削減率、業務時間短縮など)で、さらに説得力が増します。
顧客の声・お客様レビュー
第三者の評価は、自社の主張よりも信頼性が高く受け取られます。実名・会社名入りのレビューは特に効果的です。動画インタビューがあれば、さらに信頼度が向上します。
専門性を示すコンテンツ
ブログやコラムで業界の専門知識を発信することで、「この会社は専門性が高い」という印象を与えられます。SEO対策にも効果的で、検索エンジンからの流入増加にもつながります。
4. 問い合わせフォームの最適化
せっかく問い合わせフォームまでたどり着いたユーザーを逃さないために、フォームの最適化は極めて重要です。
入力項目の最小化
入力項目が1つ増えるごとに、コンバージョン率は約5%低下すると言われています。本当に必要な項目だけに絞り、任意項目を増やすことで心理的ハードルを下げましょう。最小構成は以下の通りです。
- 氏名(または会社名)
- メールアドレス
- 問い合わせ内容
入力支援機能の実装
- 郵便番号から住所を自動入力
- 全角・半角の自動変換
- リアルタイムのエラー表示
- 入力例の明示
段階的な情報取得
初回の問い合わせでは最小限の情報のみ取得し、その後のメールや電話で詳細をヒアリングする方式も効果的です。心理的ハードルが下がり、問い合わせ数が増加します。
5. 複数の問い合わせ手段の提供
問い合わせフォームだけでなく、複数のコンタクト手段を用意することで、ユーザーの選択肢を増やします。
- 電話番号(営業時間も明記)
- チャットボット(24時間対応可能)
- LINE公式アカウント
- 資料請求フォーム(フォームより軽い)
- 無料相談・無料診断の申し込み
特にスマートフォンユーザーにとって、電話ボタンのワンタップで発信できる機能は非常に便利です。PCサイトでも、電話番号を大きく表示することで、電話での問い合わせを促進できます。
実際の成功事例:サイトリニューアルで問い合わせが3倍に
ある製造業のクライアント様では、サイトリニューアルによって月間3件だった問い合わせが、リニューアル後3ヶ月で平均10件にまで増加しました。ホームページ制作会社コスモ企画の考えでは、以下の情報がお役に立つかもしれません。個人責任ではありますがお試しください。
実施した主な施策
- 製品カタログ中心の構成から、課題解決型のコンテンツ設計へ変更
- スマートフォン最適化の徹底実施
- 導入事例ページの新設(業種別に10事例を掲載)
- 問い合わせフォームの入力項目を10項目から4項目に削減
- 各ページに適切なCTAボタンを配置
成果を生んだポイント
このクライアント様の成功要因は、「自社都合ではなく、顧客視点でのサイト設計」に徹底的にこだわったことです。訪問者がどのような課題を抱えているのか、どのような情報を求めているのかを深く分析し、それに応えるコンテンツと導線を設計しました。
また、リニューアル後も継続的にアクセス解析を行い、ユーザーの行動データから改善点を見つけ出し、PDCAサイクルを回し続けています。Webサイトは「作って終わり」ではなく、継続的な改善が重要であることを実証する事例です。
サイト改善を成功させるための実践ステップ
ここまで解説してきた改善ポイントを、実際にどのように進めればよいのか、具体的なステップをご紹介します。
ステップ1:現状分析
まずは自社サイトの現状を客観的に分析することから始めます。Googleアナリティクスなどのアクセス解析ツールを活用し、以下の指標を確認しましょう。
- ページごとの直帰率と滞在時間
- 問い合わせフォームまでの到達率
- フォームの離脱率
- デバイス別のコンバージョン率
- 流入経路別の行動パターン
ステップ2:優先順位の設定
すべての問題を一度に解決しようとすると、リソースが分散してしまいます。「効果が大きく、実施が容易」な施策から優先的に取り組むことで、早期に成果を実感できます。
ステップ3:小規模テストの実施
大規模なリニューアルの前に、一部のページで改善施策をテストすることをお勧めします。A/Bテストなどを活用し、効果を検証してから本格展開することで、リスクを最小化できます。
ステップ4:効果測定と継続改善
施策実施後は必ず効果測定を行い、目標達成度を確認します。月次でレポートを作成し、改善すべき点を洗い出して次の施策につなげる、このサイクルが重要です。
まとめ:戦略的なサイト設計で問い合わせを着実に増やす
月間問い合わせ10件増加は、決して高すぎる目標ではありません。ユーザー視点に立ったサイト設計を行い、適切な改善施策を実施すれば、中小企業でも十分に達成可能です。
重要なのは、「見た目の美しさ」よりも「使いやすさ」と「信頼性」、そして「行動を促す仕組み」です。訪問者が求める情報にスムーズにアクセスでき、安心して問い合わせできる環境を整えることが、問い合わせ増加への確実な道です。
本記事はコスモ企画のWeb日誌ならびに各著名記事を参考に作成されています。サイト改善やリニューアルでお困りの際は、専門家に相談することで、より効果的な戦略を立てることができます。
コスモ企画のホームページ制作 コンセプト
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