【知らないと損する】WordPressの2つの顔 〜無料版と有料版、あなたに最適なのはどっち?〜
「WordPressでサイトを作りたい」と思ったとき、あなたはどちらのWordPressを選びますか?ーー待って、「どちら」と言われても困りますよね。実は、多くのビジネスパーソンがWordPressには2種類の異なるサービスが存在することを知らずに混乱しています。特に30〜50代の経営者や担当者の方々が、この「知らなかった」という落とし穴にはまることが少なくありません。
25年以上、年間10件以上、累計300社以上のサイト制作実績を持つホームページ制作会社 コスモ企画では、このようなお問い合わせが非常に多く寄せられています。「WordPressでサイトを立ち上げたけど、思ったように使えない」「無料のはずなのに、なぜお金がかかるの?」といった声は、まさにこの「2つのWordPress」の存在を知らないことから生じているのです。
この記事では、WordPressの2種類のサービスについて徹底解説し、あなたのビジネスにどちらが最適なのかを明らかにします。デジタル化が進む今日、適切なプラットフォーム選びは業務効率化と企業ブランディングの成否を分けます。
創業以来四半世紀以上の経験と300社以上の実績で解説いたします。ただし、今回のテーマには諸説ありますので、御社にとって参考になれば幸いです。

所要時間:17分
- 1. WordPressの2つの顔:「.com」と「.org」の決定的な違い
- 1.1. WordPress.comとは?ホスティングサービス型のWordPress
- 1.1.1. WordPress.comの主な特徴
- 1.2. WordPress.orgとは?セルフホスティング型のWordPress
- 1.2.1. WordPress.orgの主な特徴
- 2. 知っておくべき!選択ミスによる潜在的なリスクと隠れたコスト
- 2.1. WordPress.comを選んだ場合のリスク
- 2.2. WordPress.orgを選んだ場合の初期投資
- 3. あなたのビジネスに最適なWordPressはどちら?選択の決め手
- 3.1. WordPress.comが向いているケース
- 3.2. WordPress.orgが向いているケース
- 3.3. 具体的な導入事例:製造業A社の場合
- 4. まとめ:正しい選択で効率的なウェブ戦略を
WordPressの2つの顔:「.com」と「.org」の決定的な違い
コスモ企画の調査では、WordPressには「WordPress.com」と「WordPress.org」という2つの異なるサービスが存在します。一見似ているように見えますが、機能、コスト、自由度など、多くの点で大きく異なります。
WordPress.comとは?ホスティングサービス型のWordPress
WordPress.comは、Automattic社が運営するホスティングサービスです。簡単に言えば「すぐに始められる」クラウド型のWordPressと考えるとわかりやすいでしょう。
WordPress.comの主な特徴
- 初期設定が不要(アカウント作成だけで始められる)
- サーバー管理の知識が不要
- 基本的な機能は無料で利用可能
- 高度な機能やカスタマイズには有料プランへのアップグレードが必要
- 広告表示の制限や独自ドメイン利用には追加費用が発生
「とにかく簡単に始めたい」「技術的な知識がない」という方には便利なサービスですが、ビジネス用途では制約を感じることが多いでしょう。専用テーマやプラグインの制限があり、完全な自由度はありません。
WordPress.orgとは?セルフホスティング型のWordPress
一方、WordPress.orgは完全無料のオープンソースソフトウェアです。これが多くの人が「本家」と呼ぶWordPressです。
WordPress.orgの主な特徴
- ソフトウェア自体は無料だが、サーバーとドメインは別途契約が必要
- 完全な自由度と無限のカスタマイズ性
- 5万種類以上のプラグインと数千種類のテーマから選択可能
- SEO対策や高度なマーケティング機能の実装が自由
- 技術的な知識が多少必要(または専門家のサポートが推奨)
ビジネスでの本格的な活用を考えるなら、ほとんどの場合はこちらのWordPress.orgが適しています。初期設定こそ手間ですが、長期的な運用コストや拡張性を考えると優位性があります。
知っておくべき!選択ミスによる潜在的なリスクと隠れたコスト
多くの企業担当者が「WordPress=無料」という認識だけで始めてしまい、後になって不都合に直面するケースがあります。ここでは、選択を誤ることで生じる潜在的なリスクを解説します。
WordPress.comを選んだ場合のリスク
WordPress.comは確かに始めやすいものの、ビジネスでの活用には以下のような制約があります:
- 独自ドメインを使うには年間約5,000円の追加費用
- 広告を非表示にするには最低でもPersonalプラン(月額約1,000円)が必要
- プラグインやカスタムCSSを使うにはBusinessプラン(月額約3,000円)以上が必要
- eコマース機能を利用するにはeCommerceプラン(月額約6,000円)が必要
これらの制約を考えると、無料版から始めたつもりが、ビジネスニーズに合わせて徐々にアップグレードせざるを得なくなり、結果的に高コストになることがあります。
WordPress.orgを選んだ場合の初期投資
一方、WordPress.orgは以下のような初期投資が必要です:
- レンタルサーバー:年間約10,000〜30,000円
- 独自ドメイン:年間約1,000〜3,000円
- 初期設定費用:自分で行うか、専門業者に依頼(5万円〜)
初期費用はかかりますが、長期的に見れば機能制限なく使えるため、結果的にコストパフォーマンスに優れています。コスモ企画の施工実績でも、多くの企業クライアントがこちらを選択しています。
あなたのビジネスに最適なWordPressはどちら?選択の決め手
では、具体的にどのような基準で選べばよいのでしょうか。以下のポイントを参考にしてください。
WordPress.comが向いているケース
- 個人ブログや趣味のサイトを運営したい
- 技術的な知識が全くなく、学ぶ時間もない
- 短期間の運用を想定している
- 最小限の機能で十分である
WordPress.orgが向いているケース
- 企業の公式サイトやコーポレートサイトを構築したい
- ECサイトやオンライン予約システムなど複雑な機能が必要
- 独自のデザインやブランディングにこだわりたい
- SEO対策を本格的に実施したい
- 長期的な運用でコストパフォーマンスを重視したい
企業のデジタルプレゼンスを考えるなら、ほとんどの場合はWordPress.orgの方が適しています。初期投資は必要ですが、成長に合わせた柔軟な拡張が可能です。
具体的な導入事例:製造業A社の場合
当初WordPress.comで始めたA社は、問い合わせフォームの拡張やカタログダウンロード機能の追加が必要になり、結局WordPress.orgへの移行を余儀なくされました。移行コストと初期の機会損失を考えると、最初からWordPress.orgを選択すべきケースでした。
まとめ:正しい選択で効率的なウェブ戦略を
WordPressには2種類の異なるサービスがあり、それぞれに特徴とメリット・デメリットがあります。企業のウェブ戦略を考える上では、初期コストだけでなく、長期的な運用コストや拡張性、ビジネスゴールを総合的に判断することが重要です。
「無料だから」という理由だけでWordPress.comを選択するのではなく、ビジネスの将来性を見据えた選択をすることで、後々の手間やコストを大幅に削減できます。特に企業サイトの場合は、WordPress.orgの方が自由度が高く、結果的にコストパフォーマンスに優れていることが多いでしょう。
本記事はコスモ企画のWeb日誌ならびに各著名記事を参考に作成されています。WordPressの選択や導入でお悩みの方は、専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。
コスモ企画のホームページ制作 コンセプト
モバイルファーストのレスポンシブデザイン
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